2020-05-05
しんがたコロナのしゅつげんいらい、ひとびとが、しゃかいが、せかいが、ぶんだんされていく
あらそい、いがみあい、こうげきしあう、ひとびと
ゆがんだせいぎをふりまわし、
じぶんとはことなる、かちかんのひとびとを、たたきつぶそうとする
でもそれは、コロナがはじまる、はるかいぜんから、
ひとびとのこころに、たまりつづけていた
「やみ」
のぶぶんが、ろていしただけなのだ
コロナをきっかけに、ひとびとのこころにうずまいていた、
ふかいふかいやみたちが
このせかいに、あふれだしてきているのだ
もう、ひかりは、どこにもない
ひかりは、どこにもかんじられない
でも、それでもぼくらは、いつか、
ひとすじのひかりが、ふたたび、このやみのせかいを
てらしはじめてくれることを
ねがっている
ゆるされるなら、ぼくらの、たいせつなたいせつな
いのちが
このせかいから、きえてなくなってしまうまえに。