COVID-19流行下の日々を集団で記録する日誌

記録をつける

2020-08-15

吾輩、しがないUber配達員。
今日はビール瓶8本と山盛りの焼き鳥の注文をした注文者様がいた。
注文者様、住所が間違ってる(建物のない場所が書き込まれており、行ってみたところ高速道路の真上だった)。

問い合わせても返事がない。
炎天下の中待つこと30分。
そっけない一文で住所が送られてきた。

調べてみると凄まじくデカいマンションだった。

「部屋番号をお伺いしてもよろしいでしょうか」

マンションの前に立ち尽くし、返事がないまま40分。
ようやく来た返信には、やはりそっけない一文で部屋番号が。

希望を胸にいざマンションへ攻め入ると、そこはまさしく迷宮だった。複雑に入り組んだ廊下。無数に存在する棟。駅構内のように道案内も無いため、あっけなく道に迷ってしまう。

ようやくたどり着いた指定の部屋。店を出て1時間半は経っていただろうか。消耗し切った身体でインターホンを鳴らすと、「おせぇんだよ!」と怒鳴られてしまった。
思考能力も失せていたため、適当に頭を下げておいた。

そしてマンションから出ようとしたとき、自分が今、この迷宮のどこにいるのかわからなくなっていた。
そうして帰り道も迷いに迷い、マンションを出る頃には配達を開始してから2時間が経っていただろうか。
これ一度で¥956の配達。時給¥500って何年前やねん。

まあ、こんな日もあるよな。