2020-09-26
子供に血の繋がりを求めるのは生物的な本能。子供を作る、という行為は自分の遺伝子を繋げる為。パートナーは自分の遺伝子を少しでも有利に遺す為に必要な存在なので、そこに血の繋がりがある事は生物的に不利益である以上、赤の他人、そして何らかの優位性が認められる相手が好ましい。
哺乳類レベルになると、個人より集団で行動する事で属する遺伝子を繋げる確率が高いと判断してか人間以外でも他人の子供を育てる場合がある。
一個の生物として人間を見れば、何故子供を、出来れば自分の血の繋がった子供を産みたがるのかが理解出来る。その理解は、人間の場合、理性・知性・感情で抑え込まれたり隠されたり、超越したりする。
現在、遺伝子と呼ばれているものが、何故世代を超えて遺り続けようとするのかは解明されていない。存在に意味は無く、存在しているから存在し続けているだけなのかも知れない。