COVID-19流行下の日々を集団で記録する日誌

記録をつける

2024-10-29

近所に空き家があって10年ほどまえから家主の姿がなかった。今では地元の不動産会社が取得し売りに出している。不動産会社が取得するまでの10年間、ご近所さんが忽然と姿を消したことと売りに出されるまでの間まったく手つかずだったのでいろいろな噂を耳にした。

子育てのために越して来たので子供たちが成人し、独立したのでこの土地に留まる理由がなくなった。でも、以前の持ち家を売らずにそのままにしておくのは妙なこと。もしかしたら事業に失敗して夜逃げしたのではないか。それならすでに土地は差し押さえられているし、以前の家主が年に一度とはいえ庭の手入れにしにくることに説明がつかない。では、熟年離婚をして財産分与のことで揉めているのではないか。みんなこぞって知恵を絞り、空き家について想像の翼を羽ばたかせていた。

自分も芸能分野でのゴシップは好きだけど近隣住民に関することとなると、この手の話はひたすら聞くに徹するのが一番ではないかと考える。まず噂の渦中にいる本人に申し訳ないし、自分のなにげない一言が尾びれと背びれを得て自由に泳ぎ回るところを想像すると気が気でない。