COVID-19流行下の日々を集団で記録する日誌

記録をつける

2025-05-17

父親が精神科病院に勤務している。職場や友人と親の職業などで話題になったとき、自身の親の職業を告げると必ず精神科病院は著しく荒廃した患者しかいない。精神科に勤務していると自分も頭がおかしくなるのは本当なのか?と聞かれることがある。特に年配の方に至っては一度入院すると二度と戻ってこれないのか?と聞かれる…。
今は心療内科に通う人が増え、社会もそれを受容しつつある段階にあるけど、やはり風聞というものは簡単には拭えないものであることを知った。

ちなみに父親によると現在は昔と比べて(40年ほど前)絵にかいたような患者さんは少なくなっているらしい。治療薬の発達かそれとも社会の環境改善によるものかは一概には言えず因果関係がわからないと言っていた。
また病院で生涯を送ることとなった患者さんも高齢化によって順番に亡くなっている。治療を必要とする人たちは以前と比べて入院から通院型に切り替わっているので、精神科病院の経営を今後どうしていくかが課題だそう。