ネコ科は詳しくないのでモグラの魅力をお伝えしていきます
・後ろにも前向きと全く同じ速さで走れる
多摩動物公園で見てびっくりした。しっぽがこっち向いて走ってくるんだもん。速い。脳がバグる。
・鳴き声はチューチューではない
喧嘩しているモグラに機械をかざすと超音波が出ていたそうだ。実際に聞いたことはないがキュウキュウと鳴くという情報も。ヒミズは猫などに襲われると「ビーッビーッ」と鳴く。ネズミがセミになったらきっとああいう声だろう。
・狭いところが大好き
閉所恐怖症の逆で、開けたところを怖がる。体が壁にぴったり触れていると安心する。捕まえたモグラをポケットに入れるとおとなしくなるらしい。
・明るいのは気にしない
視力がほとんどなく明暗がわかる程度なのでフラッシュをあてても平気。動物園では金網で作ったトンネルを空中にぶら下げて飼育している。金網の隙間から鼻を出してヒクヒクしている姿はとても可愛らしい。ガラスやアクリルの筒だと内側に土がついてモグラが汚れてしまうんだそうな。綺麗好きなモグラは金網の中でぐるっと回り体をこすりつけて泥を落とす。
・飼っているモグラは爪が伸びる
動物園ではトンネルを掘る機会が少ないため、爪が伸びっぱなし。狭い場所で落ち着く性質を利用して、金網トンネルの端に追い込んで上下をクリップで留めて行き来できないようにしてから外にはみ出た爪を切ってやる。
・トイレがある
モグラはトイレ用の穴を決めてそこで用を足す。寝室、休憩ルーム、水飲み場、餌を食べる部屋などもあり、人間より立派な家である。巣は落ち葉を集めて作るが、海外のバーの近くで全部ポテトチップスの袋でできた巣が見つかった。何でもいいのか?
・ミミズを貯蔵する
ミミズの頭の神経をチョイと噛むと、死なないが動けなくなる(モグラの唾液には麻痺毒が含まれている)。それを土壁に塗り込めて貯めておく。1kgものミミズ塊が見つかったこともある。アズマモグラの体重は約50gなので、人間に例えれば1トン以上のミミズを貯めたことになる。1日に体重の半分の食事を摂らないと死んでしまうモグラは、食料確保に必死なのだ。
・まだ世界で誰もモグラの交尾を見たことがない
捕まえてきたモグラが出産したケースはあるものの、繁殖に成功した例はまだない。モグラは自分のすみかに他のモグラが来ると追い払うのだが、試しに繁殖期にオスとメスを同じトンネルに入れてみたら喧嘩してオスが死んでしまったそうだ。あんなに身近な生き物なのに、どうやって出会っているのか、誰も知らない。不思議だ。
・毛皮がふかふか
土の中だからさぞ汚れているだろうと思いきや、すべすべで綺麗。毎日使うトンネルは踏み固められてツヤツヤなので通るたびに毛皮がブラッシングされて汚れがすっかり落ちるのだそうだ。前後どちらにも引っかからずに進めるように、毛並みには方向がなく垂直に生えている。その触り心地は非常になめらかでビロードに例えられる。巣では毛づくろいもする。毛皮の中でも最高級だが、なにせ大きめのハムスターぐらいのサイズで面積が小さいのと繁殖技術が確立していないのでほとんど出回っていない。
・日本は世界有数のモグラ大国
なんと8種類もの固有種がいる!(アズマモグラ、コウベモグラ、ミズラモグラ、エチゴモグラ、サドモグラ、センカクモグラ、ヒミズ、ヒメヒミズ)南北に長く山あり谷ありの地形がモグラの多様性を生んでいるらしい。同じく南北に長いベトナムもモグラの種類が多く、ドウナガモグラという胴がなが〜い変なモグラが住んでいる。かわいい。
・モグラは泳ぎがうまい
鼻先を水面に出して器用に泳ぐ。けっこう速い。水かきのついた手足だからそりゃそうだ。なんと荒川を泳いで渡ったモグラもいるらしい。北米のホシバナモグラは巣から水中につながるトンネルを作ってそこから狩りに出かける。
・ミミズが大好き
動物園ではミールワームやマウスの子供のほか、豚のハツをミミズの形に切って与えている。野菜は見向きもしない。牛乳は飲む。ヒミズ類は小麦粉や押し麦も食べる。
・ハリネズミはモグラの仲間
トガリネズミもネズミではなくモグラの仲間。でもハリモグラはカモノハシの仲間。今さら名前を変えるわけにもいかないしなあ。
・南半球にはモグラはいない
土の質がモグラ生息に向いていないのか?
今知りたいことはモグラにも血液型があるのかどうか。どこを調べても出てこない。誰か知っていたら教えてください。